国語力を今からでも鍛える必要性

今日は、「なぜ、突然、ブログを始めたのか」を少し触れておこうと思います。文章を書く力を鍛えたいからです。文章を書くことは嫌いではないですが、上手ではないです。私の文章はわかりづらく、相手に届かない文章になってしまう傾向があります。それを改善したいというのが目的です。

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改めまして、私は理系学部出身です。数学や理科が好きで理系を選んだというよりは、国語から逃げて理系を選んだ方です。高校時代は、現代文、古文、漢文が嫌いでした。遡って小学校の頃は全般的には成績はいい方でしたが、国語だけは「5」をもらったことがありません。そもそも、小さい頃から読書が嫌いで、読書感想文は大の苦手でした。国語の表現力や読解力というものは、算数の1+1=2と違ってスパッとこれが正しいと言えないことがどうも苦手でした。きっと、本質的には理系脳なのでしょう。ただ、年を経て、それだけではいけないと思い、技術書以外にも本を読むようにしました。最初は推理小説や簡単な自己啓発本から入り、歴史小説、名作と言われる小説、ビジネス本と徐々にテリトリーを広げていきました。

そこで一冊の本と出会いました。その本から一節を引用します。

すべての勉強の基礎になるのは読解力である。

筆者が見るところ、日本語が正確にできない、若手ビジネスパーソンが非常に多い。テキストから自分に都合のいい部分だけを拾う。あるいは、理解できる部分と理解できない部分を仕分けせずに、なんとなくわかったつもりになってしまう。

<中略>

この観点から優れた大学参考書がある。出口汪「NEW出口現代文講義の実況中継」(全3巻、語学春秋社)だ。

【読書の技法 佐藤 優 著 より引用】

国語力強化という目的を持ったときに、ビジネス本や自己啓発本で「国語力を鍛える」みたいな本を選ぶことはあるかもしれません。しかし、選択肢に大学受験用参考書は入っていなかったです。それをバリバリ文系出身でトップエリートの佐藤優氏が読み返すと言っていることに衝撃を受けました。

そして、実際に「NEW出口現代文講義の実況中継」を読み始めています。ただ、読んで終わりというものではないので、1時間とか、一定時間を確保できる時に問題文を読んで、回答を考えて、解説読むのサイクルと行っています。

この文章はまだ稚拙でしょう。これでも、まだマシになっているほど私の文章力は酷いものでした。書くための理論を机上で学ぶのと並行して、実践していくためにこのブログを書き始めています。