客観的に自分をみることを意識しよう

先日読んだ本の読書ノートです。

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お金持ちが肝に命じているちょっとした習慣

お金持ちにはなりたいければ、この本を1冊読んで「お金持ちになれる!」と思うこともないし、それを期待して読む人もいないでしょう。お金持ちだろうが、誰だろうが構わず、著者から見て、素敵と感じるような人たちのちょっとした習慣です。その「素敵な人」を「お金持ち」とタイトルでは書いています。本文中でもそうです。ただ、私はそれを「素敵な人」と読み替えた方がスムーズに読めます。

とにかく、カバンの整理を習慣づけることをお勧めした。何が、どのくらいすっきりするか。一度、体験してみればわかるはずだ。 

私ができていないことの代表格がカバンの整理です。先日もランチの際に財布をオフィスに忘れてくるという失態を演じてしまいました。同席の女性たちからバッグインバッグを強く勧められています。

カバンを昨日と今日で替える際には何も考えずに入れ替えていました。なので、死角になりがちな、インナーポケットに入れた小物を入れ忘れることも少なからずあります。

カバンや財布に何を入れるのかを整理することを習慣づけるということの大切さを再度、意識させられました。思えば、飲み会でお会計のときや、訪問先でカバンから財布やPCなどを出すときにバタバタとしている人は何かがっかり感がしますよね。

私だって普通の人間ですから腹の虫がおさまらないときもあれば、疲れから、気分がすっきりしないときだってあります。

そういうときには自分をちょっと上から見てみる。<中略>不機嫌な顔をしている自分は、私が日頃もっとも軽蔑し、いちばん嫌う人なのだとわかります。 

素敵な人はいつも穏やかな表情で怒らないです。喜怒哀楽という点で言えば、軽い喜と軽い楽を合わせたような状態を維持しながら、「私だって腹立たしいことはありますよ」と言っていたりするものです。喜怒哀楽が激しい私は、そのセリフに「本当かよ?」と半信半疑です。

この本を読んだから信じるという安直なものではありませんが、ここでも同じことが言われています。特に着目したいのは「怒」のとき、上から自分を眺めることで、それを鎮めるという方法論まで踏み込んでいることです。

最近のビジネス本でも「アンガーマネージメント」を題材にしたものも増えています。怒りを鎮める方法はいろいろあり、人それぞれにマッチした方法を探せばいい。ただ、私はそれに取り組んでいなかったと改めて感じさせられた一節でした。

 

最近、頭から会社や仕事のことが抜けにくくなっていました。年末年始の長期休暇が終わり、来年度始まりも近くなっているこの時期は新聞やビジネス本を読むと脳が新聞やビジネス本から現実の仕事にトリップしてしまうことが度々あります。そういうときに、このような本はいいです。

小説を読んでしまうと仕事スイッチが一気にオフになります。私にとっては新聞やビジネス本はスイッチがオンとオフの中間状態が一番身になります。なので、家でゆっくりしすぎている状態だと字面を流しているだけになってしまい勝ちです。

主に仕事帰りに半分仕事スイッチが入った、半クラ状態を安定的に作るために一旦、このような本を挟んでから、ビジネス本などに読み替えるようにしてみています。

 

最後に、読書ノートとして、この本の感想的な書評でまとめます。「お金持ちの習慣」というタイトルなので「お金持ちになるための習慣」のような話が半分はあります。「買いたいものがないのにコンビニに立ち寄らない」をはじめとした無駄遣いを控えようという話などです。残念ながらそのあたりには真新しい話は見出せませんでした。そういうところを流し読みし、冒頭で伝えた「素敵な人の習慣」だけを拾い読みしました。必要なことをここに残したので、このあとはブックオフに行ってきますね。